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2022/05/04 20:11

〜当店が、なぜ最も普及しているアルコール除菌液を取り扱わないのか?物や部屋(特にお子様やお年寄りが生活する)の除菌、抗菌、消臭には、銀イオン水溶液やGSEをアルコール除菌剤に代わるおすすめの除菌製品として取り扱っているのかという点をご理解頂ければ幸いです〜


ご挨拶

当ページをご覧いただき誠にありがとうございます。
代表のタケモンと申します。

少し長くなりますが、私がAg-ion Shopを始めた理由や、その背景などを自己紹介代わりに綴らせて頂きますので、ご興味があれば是非お読みになってみて下さい。

2020年にAg-ion Shopをネット上にオープンしたのは、コロナ禍という新たなる脅威を感じたから準備して始めた訳ではありません。
私達は2014年からピッコロカーズという中古車販売店を営んでおりまして、中古車、レンタカーの仕上げ(清掃)が日常業務だったのですが、そこでやっとたどり着いた除菌成分が、高濃度銀イオン水溶液(AG GERMFREE)で、その有効性をなるべく多くの方々に伝えたくて始めたのが、AG-ion Shopなんです。その経緯やポリシーをご説明しますね。



高濃度銀イオン水溶液に辿り着いた経緯

自動車の車内というのは、とても過酷です。土足で乗り込んだ足元は、ほとんどの車がフロアマットやカーペットのため、起毛された形状の繊維だらけ。湿度も篭りやすくあっという間に菌が増殖してしまう様な構造なんです。それでも、汚れを落とす事自体は比較的簡単なのですが、臭いを消すのがとても難しく、臭いの原因箇所を除菌しようとしても、例えばアルコールは十分な作用をする前にあっという間に蒸発してしまいます。しかも保管しているうちに有効成分が揮発して使い物にならなくなります。
ちなみに、多くの方は信じられないかもしれませんが、当社では除菌施行にアルコールや次亜塩素酸を使用する事はまずありません。灯油をこぼしたりした汚れ、臭いを除去する時にアルコール系の洗浄成分を使用するのみなんです。アルコールはこれだけ普及している除菌、消毒成分ですし、私も出かける度にあらゆる場所で備え付けのアルコール消毒液をシュッシュと手に吹きかけますが、仕事の現場で物体に対する除菌を行うにあたっては、全く使用する事はないのです。これは私自身がモノに対する除菌、抗菌にアルコール製品の有効性や安全性を認めていないという面もありますが、むしろ、より適した除菌、抗菌、消臭成分を日常的に使用しているから、アルコールを使う意味を感じなくなったという方がしっくりきます。(簡便な手指消毒手段としては良いと思います)

そもそも、アルコールもその他の除菌剤や洗浄剤も、施行中の臭いや、施工後の手荒れに何年も悩まされ続けていたという経験から、より良い除菌成分を探すきっかけとなっています。この点に関しては、共感していただける方も多いのではないかと思います。



また、いわゆる消臭剤の類いは、鼻に届く臭い成分を中和させたり、閉じ込めて匂いを感じなくさせるという理論は興味深いのですが、実際はどの製品を使っても使用後の不自然な空気感が残り、それが不快でなりませんでした。消臭剤の他にもクレベリン噴霧器やオゾン発生器まで、あらゆる機材を試しました。
クレベリンには大きな効果を感じた事がありませんし、オゾンの有効性は体感できるものの、有効であればあるほど有害なのも事実ですので、施工の安全性や、一般のお客様にご提供するサービスとして考えると、積極的な使用は憚られるという感想です。ですのでオゾン発生器は限定的に使用している状況です。

基本的には何を使用したとしても、除菌・消臭製品の施工後には極めて不自然が残留臭が残ります。あの感じが苦手な方って、私以外にもたくさんいらっしゃると思います。それさえなければ補足的な消臭手段として使いたいのですが、今のところ満足いく製品と出会えていません。できる限り臭いが存在しない様な空間を生み出す施工ができないだろうかと考えてばかりいました。



私はそこで、空間に存在する臭い成分を消す事はやめました。漂う匂い分子そのものを消すという事は難しく、市販されている消臭剤の多くは、成分そのものを消すのではなく、鼻に届く臭い成分を変化させたり、感じにくくさせたりする事で、本来の臭いを感じさせなくするというロジックになるのですが、それを実現するには、どうしても市販の除菌製品の力を借りたくなります。しかし、ほとんどの製品は、前述の通り使用後にとても不自然な空気が漂いますし、その多くは時間が経つと元の臭いが復活してしまいます。発生源がそのまま残っていたら空間の臭いが復活するのは当然ですよね。そもそもケミカルが人体に優しい訳もありません。ですから、何がなんでもあらゆる異臭を消す事を追求するのはやめる事にしました。

その代わり、菌が元となる臭いに関しては、除菌する事で臭いの発生源を無効化することが出来るという事が言え、そのメカニズムは合理的で理解しやすいものです。ですから、当店では

「除菌で消せる臭いのみ、発生源を可能な限り除去します」

というスタンスを基本とし、空間に漂い鼻に届く臭い成分に対する作用ではなく、臭いの発生源となる菌を除去する事にだけ注力する方針で施行しております。(もちろん、今後満足できるケミカル系除菌、消臭剤などが世に出れば採用しますし、むしろそれを期待しています)

さて、繰り返しとなりますが、自動車の車内はあらゆる菌が運び込まれやすい環境です。土足で乗り込むのですから、地上に存在するあらゆる菌が持ち込まれ、繁殖する可能性があります。そしてペットが乗ったり、時に粗相をしたり、食べ物、飲み物をこぼしたり、匂いや汚れの原因となり得る菌やウィルスの対象は広く存在します。ですから、あらゆる菌やウィルスに有効で、かつ人体に優しい成分としてたどり着いたのが、Ag+(高濃度銀イオン)とGSE(グレープフルーツ種子抽出成分)なのです。どちらの成分も、体感としての消臭能力が明確だった事と、ルミテスターという簡易的な試験機器による除菌テストで、アルコールや次亜塩素酸系の除菌製品よりも除菌率が高かったという点、安全性を示す見解に矛盾を感じなかった点と、実際に試用して、残留臭が一切ないという事実と、施工する自分の手指の状態が改善した事実が、採用・・・というかとても気に入った理由です。

ここで是非ご理解いただきたいのですが、私はコロナ禍を体験した事で除菌に興味を持ったのではなく、車内清掃で消臭の難しさに対峙し、その中で得た一つの答えが、除菌による根源的な臭い対策だったという点と、その意味であらゆる除菌製品(成分)を試して辿り着いたのが、高濃度銀イオンだったという事なんです。そんな時期にコロナ禍を体験し、急速に除菌を強いられる世の中となった為、それならば自分が知っている本当に有効な除菌というものを、世の皆様にお伝えしなければ嘘だろうと考え、除菌関連の事業を切り分けて体制を作ったという事なんです。


Gindée(ギンデェ/銀でぇ)が生まれた背景

ところで、高濃度銀イオンは濃度が濃いほど強烈な除菌効果を得られますが、シルバーアクセサリーが純度が高い銀であるほど、使用中の黒ずみが避けられないのと同じ様に、高濃度の銀イオン水溶液は、時として塩素や酸素、硫黄成分などと反応して変色してしまう為、変色を防ぐ配慮をした施工を行う事が重要となります。しっかりと除菌&ウィルスの無効化の反応をさせつつ、しっかりと余剰成分を回収する事を心がけています。濃くて効く銀イオン水溶液を変色させない様に施工するには、少しコツが必要なんですね。

実は、高濃度銀イオン水溶液と出会う前にも、大手メーカーの銀イオンが配合された製品もテストしていましたが、当然ながら変色リスクや価格の問題からか(銀イオンは高いんです)、どれも濃度が低く、他の除菌製品と同様に効果の違いはよくわからなかったんです。
ところが、高濃度の銀イオン水溶液を試してみると、その効果は目を見張るものでした。また、手荒れや臭いの問題さえも、簡単に解決してしまったのです。施行後の車内は無臭に近く、深呼吸したくなる様なすっきりとした空間が生まれますし、成分のほとんどは水(純水)なので、対象物にダメージを与える可能性が極めて低いことも目的に叶っていました。

ちなみに高濃度銀イオン水を精製するには、とても純度の高い純水が必要となります。前述の通り、水に含まれる不純物と銀が化学反応してしまう事を嫌っての事なのですが、水というのはきれいな水であればあるほど、汚れを回収する能力が高くなるんです。医療現場の機器洗浄や精密機械の製造工程で使用する水も純水、又は超純水と呼ばれる様な純度の高い精製水を使用されているのも同じ理由です。
つまり、当然銀イオン水を除菌製品として使用する際に、成分が銀イオンと純水のみであるという事は、除菌だけでなく不純物の回収能力が高い製品が出来上がるという事なんです。ですから「仕上げ拭き」での使用を推奨させて頂いている訳なんです。変色可能性のある残留銀イオンを最小限にし、汚れ成分もしっかりと回収できる「仕上げ拭き」は、まさしくプロが清掃の現場で行っている銀イオン取り扱いのコツそのもの。リスクの低い濃度に調整しておけば、どなたでも私たちが行っているのと同様の銀イオン効果を体験していただけると考えた次第です。それがGindée SprayとCar Gindéeなんです。お試し下さい。
もちろん当店でも、高性能な純水精製器を導入して、除菌施工や製品の濃度調整に使用しています。その性能を検証している動画がありますのでご参照ください。



この様に、プロ用の高濃度銀イオン水溶液をそのままご提供するのではなく、用途別に濃度を調整する事で、一般の皆様ができるだけ使いやすい様にと製品化したのが当社オリジナルの「Gindée/ギンデェ」シリーズなんです。

Gindéeシリーズは現在
・ギンデェ スプレー(ご家庭用)
・カー ギンデェ(自動車用)
・ギンデェ ランドリー(洗濯用)
・ギンデェ ミスト(加湿器用)
・ギンデェ ゲル(置き型)
・ギンデェ フォーム(泡状)
という6種類を基本としていますが、どれも銀イオンの濃度や、配合成分に違いがあります。
プロ用を使用する時のコツを知らなくても、ご利用になりたい用途に合わせたものを選ぶだけで、気軽にご使用頂ける様にご用意したつもりです。

ただ、用途別に調整したとはいえ、安価な一般的な銀イオン成分入りの製品よりも数倍〜数十倍ほども濃度の高い設定となっていますので、使用方法によっては、銀の化学反応による変色は避けられない部分も残っているのですが、大メーカーでは商品化できないであろう高濃度な銀イオンの有効性をご家庭でも体験して頂きたいという思いで、ギリギリの濃度設定で商品化しております。

最後に

現在、当店がお取り扱いしている除菌製品は、高濃度銀イオン(AG GERMFREE & Gindée) とGSE(CITRA FINE)になりますが、今後もおススメしたくなる良品を見つければ、どんどんお取り扱いできる様に動こうと思っています。
様々な事情で、除菌製品は新しい試みの製品が世に出てきにくい環境だと感じておりますが、今ある菌やウィルスの脅威、これから出会う新たな脅威に対して、大切な人を守るための基本行動には「生活環境の除菌・抗菌」という防御手段が位置すると思います。その意味で、除菌製品はどんどんアップデートされるべきであると感じています。
私どものセレクトする商品は、見えない脅威に対する「ご家庭のリスクマネジメントツール」だと思っています。商品と共に、その考え方をお伝えすることができたら幸せです。

東京都江戸川区に実店舗(ショールーム)がございますので、ご興味をお持ちいただけましたら、是非ご来店下さい。

心よりお待ち申し上げております。

今後も、良い製品・サービスの開発と、皆様にお薦めしたくなる良品の開拓を行い、より良い製品をお届けできるセレクトショップとなる様に努力して参ります。

よろしくお願い申し上げます。



(株)montakecorporation
 代表取締役 竹門 聡



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